【お役立ちコラム】介護職員の職場環境改善(゜o゜)
こんにちは!
気になる記事をネットで見つけたのでこちらでご紹介します
介護職員の処遇についてです
先日厚生労働省は、2019年度から、職場環境の改善や
人材育成に取り組んでいる介護事業所の認定制度を開始することを明らかにしました。
介護事業所におけるキャリアアップの仕組み作り、休暇の取得や労働時間を削減するための
仕組み作りを評価することで、働きやすい事業所を見える化し、介護職員の離職を防ぐことが目的です。
⇒ 行政が『 職員にとって良い事業所 』を評価してそこに人が集まるようにするということですね
現在、介護業界における人材不足は深刻化しつつあり、有効求人倍率は常時3倍以上という
状況が続いています。介護事業所ではキャリアアップの仕組みが作られていないことが多く、
就職しても長期勤務を前提とする方は少ないため離職率も高く、介護職員の定着率を
いかにして上げるかは、介護業界が直面している大きな課題です。
⇒有効求人倍率とは『1人の求職者に対し、何社が求人募集をしているか』という数値です。
3倍という事は1人のヘルパーさんを3社の介護施設が取り合う状態と言う事ですね。
そこまで人材の新規獲得が難しい状態なのであれば、働いている既存の職員さんを
どれだけ大切にするかと言う視点にフォーカスする必要があると行政も考えています。
来年度から開始される認定制度によって就職を希望する若者が働きやすい事業所を探す
目安ができると、厚生労働省はみているそうです。
来年度から全国の介護事業所で導入される認定制度は、京都府が取り組んでいる
「きょうと福祉人材育成認証制度」をモデルとしています。
認証を行う具体的な基準は、以下の4つが基本的な柱です。
- 新人教育が充実しているか (新規採用者に対する育成計画の策定や研修の実施)
- 未来を描ける職場か (キャリアパス制度の導入、資格取得に対する支援)
- 社員を大切にする職場か (休暇取得・労働時間縮減のための取り組み)
- 外部との交流に積極的か (第三者評価を受診していること、地域・学校との交流)
認証を受けた事業所は就職活動を行っている学生などに公表されるので、
新規人材を獲得する機会につながります。
⇒ この4つの基準に関しては今後介護施設が取り組んでいく課題になりそうですね。
特に地域交流は国の方針として介護事業所に求められている項目でもあります。
介護職員の離職率は小改善も人材不足感は上昇
8月3日、公益財団法人介護労働安定センターは、2017年度に実施した「介護労働実態調査」の
結果を公表しました(全国8,782の介護事業所から回答)。
出典:公益財団法人 介護労働安定センター 2018年09月20日更新
⇒ 介護職の離職率は他の業界と比べても高く、離職理由は
1位:人間関係が悪い 2位:会社の体制に不満がある となっているようです。
ここでいう『会社の体制』とは人員が足りず、サービス残業をしたり休日出勤をさせられたり
する体制であり、それに対して他の皆もやっているから不満を言えない・・という悩みが多いそうです。
そういったストレスによって人間関係も悪くなってしまい退職となるケースもあるようですね。
ちなみにですが草加幸楽園は昨年の実績として
離職率5% = 定着率95% でした
長く続けられる職場づくりの為にまだまだ課題は山積みですが、皆で協力してやっていきます
介護のニュースを見るとマイナスな言葉ばかり使われていて
悲しくなってしまう事もありますが、楽しい事もたくさんあります
職員に長く働いて貰える職場とは何なのかを常に考え運営していきます
施設長 鈴木